『ピンハネ屋』と呼ばれて

株式会社リツアンSTC 代表取締役 野中久彰

【お勧めする理由】SES・派遣社員から客先正社員へ

リツアンは毎年20名ほどのエンジニアが客先の正社員になります。全体の約2.5%〜3%ほど。もちろんクライアントから声がかかる方は、それ以上です。

 

企業は正社員を求めています。企業の根幹となるコア業務は外部へアウトソーシングしません。内製化します。そのためには正社員が必要です。これは大卒求人倍率が例年1.5倍台で推移していることからも明らかです。

 

 SES・派遣会社の経営者のなかには、客先の正社員への登用は、ほぼあり得ないと話す方がおります。日本の厳しい解雇規制を上げてその理由を説明されておりましたが、では活況に沸く転職エージェントの現状をどう捉えているのか、教えて頂きたいものです。

 

仮に、正社員採用に消極的な企業があるとすれば、それは解雇規制というよりも、効果的な採用手段がないからです。先日も述べましたが、採用面接では面接官も求職者もお互いに深いところまで知ることができません。お互いに“なんとなくの印象”で決めているのが採用現場の実情です。言葉を選ばずいえば、使ってみなければ“使える”か“使えない”かは分からない、働いてみなければ“合う”か“合わない”かは分かりません。

 

採用には、ガチャ的な要素が多分に含まれております。

 

また、解雇規制撤廃を訴えるSES・派遣会社の経営者がいます。僕は現実的ではないと思います。

 

人材会社は、現行の法律を遵守し、法律の枠内で新しいサービスを立案することが役割です。

 

出口(解雇)を緩めるのではなく、入口(採用)を柔軟に発想することが重要です。

 

僕は、採用のガチャ的な要素を、SES・派遣社員からの内部昇格で排除することができると考えております。

 

企業は、将来の正社員候補生として、まずSES・派遣社員として働いてもらう。企業は、彼ら(彼女ら)の能力や人柄、働きぶりを観察することができます。つまり、使ってみて“使える”か“使えない”かを判断することができます。この方法を取り入れれば、面接採用の「感覚的な判断」を排除することが可能で、雇用のミスマッチを防止できます(それは逆もしかりです。実際に、働いてみれば、自分に合うか、合わないかを求職者もじっくり判断できます)

 

また、企業がSES・派遣社員を将来の正社員候補生として採用すれば、働くエンジニアのモチベーションは上がります。目標は成長の糧となります。正社員になるという目標は、SES・派遣社員の成長を促し、いま以上の成果を上げるよう努力します。それは職場へいい影響をもたらします。職場は活気づき、企業の生産性向上にも貢献します。

 

SES・派遣社員の内部昇格のメリット

・採用のガチャ的な要素を排除できる

・雇用のミスマッチを回避できる

・職場の生産性が向上する

 

SES・派遣社員の内部昇格は、採用ガチャを排除し、職場の生産性を向上させ、SES・派遣社員が本音の部分で求めている「この先の出口」にもなります。これがリツアンが創業以来一貫して訴え続けている、SES・派遣社員から客先正社員登用をお勧めする理由です。

 

リツアンの平均年収は約600万円。4年目以降のプロ契は750万円を超えます。その理由は、リツアンでは、入社3年までは単価に対して68%(交通費別)の給料支給率、4年目以降は純利益65,000円しか頂かないプロ契、10年目以降は純利益ゼロ円の「さよならマージン」を導入しているからです。

 

リツアンで正社員として高い年収で安定的に働き、クライアントの正社員になるか、あるいはフリーランスとして独立するかをじっくり検討する。これがリツアンがエンジニアへ提案する働き方です。

 

追記:「使う」という表現は人をなんだか見下したような表現で、僕も好きではありませんが、今日は便宜的に使わせて頂きました。すいません。なお、客先への正社員登用の比率は将来的には5%ほどの目標をかかげております。リツアンの場合は、転職後に収入面など減ってしまうエンジニアがほとんどで、難易度は少々高めですが、大企業や将来成長が見込めるベンチャーなどの魅力をこんこんと説いて目標達成を実現していきたいと思っています。人材会社の経営者が「うちを辞めて客先の正社員になれ」と言うのは傍から見るとおかしな話ですが、それが弊社の設立初期からの羅針盤です。今さら方針転換するのはみっともない。これからもリツアンの理念を皆で大切にしていきます。

 

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